このようなお悩みにお答えします。
【この記事を書いている人】
新卒で年収300万以下の営業会社で1年半のあいだ契約ゼロ。
情けないことに営業の厳しさに耐えきれず2年目に転職をしました…。
転職して3年間営業を離れ、再び転職して営業に戻ると営業力が開花。
30歳で年収1,000万、のちに年収1,800万円を達成しました。
社会の厳しさと優しさの両方を経験した現役の営業マンです。
不動産営業は転職の多い職種です。
せっかく希望を持って就職したのに『自分は不動産の営業に向いていないかも』『転職しようかな…』と悩んでいる人は結構います。
未経験で一緒に入った同期が売れ始めて焦ったり、上司からノルマ未達を詰められて慌ててしまい、お客さんが離れていくという悪循環。
とくに経験の少ない営業マンの皆さんにも似た経験があると思います。
私は営業センスがないと自覚しています。
その証拠に心身ともに病んでしまい新卒2年目に営業会社を辞めて、営業ではない未経験の職種へ第二新卒として転職をしました。
今思えばこの『一度、営業を辞める選択をした転職』が、今の営業活動を支える大切な経験となっています。
☞ そこで本文では『不動産営業を辞めたいと思う理由』と『未経験でもおすすめしたい職種』をご紹介します。
この記事が不動産営業に悩む方に少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
さあ、一緒に見ていきましょう。
・不動産営業から転職をしようか悩んでいる人
・不動産営業を続ける自信を失っている人
・未経験で不動産の営業に興味がある人
『不動産営業から転職したい』5つの理由
不動産営業から転職したいと思う理由は次の5つが挙げられます。
【不動産営業を辞めたいと思った5つの理由】
①ノルマが達成できない(自信を失った)
②上司・先輩と合わない(人間関係の悩み)
③残業が多い(長時間労働が当たり前)
④自社の商品やサービスに自信を持てない(自社商品への不満)
⑤会社の体育会系の文化や体質についていけない(社風が合わない)
『自分は不動産の営業に向いていないので転職したいです…』と悩む人をかなり多く見てきました。
では1つずつ見て行きましょう。
不動産営業から転職したい理由①/つらいノルマ
不動産営業から転職したい1つ目の理由は『つらいノルマ』です。
会社から厳しいノルマを課され、達成できないと『なぜだ』『何をしていた』と毎日詰められる日々。
そのため商談では焦りが出てしまい、お客さんが引いてしまい契約を逃す悪循環となる…これが営業マンのスランプです。
スランプは誰にでも起きますが、とくに営業を始めたばかりの時期のスランプは本当にきついと思います。
営業スランプについてはこちらにも詳しく書いていますので、『もしかしたら自分は営業スランプにおちいっているのかも』と思う方は、ぜひ参考になさって下さい。
不動産営業から転職したい理由②/上司との人間関係
不動産営業から転職したい2つ目の理由は『上司や職場の人間関係の悪化』です。
不動産営業は『たたき上げの営業マン』が多く、『未経験歓迎』『学歴不問』として十数年前に入社し、今でもたくましく生き残っている営業マンが自分の上司であったりします。
大手の不動産会社では上司も高学歴であるため、後輩への指導がしっかりしている会社も多い一方で、中小の不動産会社では高卒・中卒のたたき上げ営業マンも多く在籍しています。
いくつもの修羅場を乗り越えて豪快に酒を飲み、夜遅くまで遊んでいた30代40代の上司も多いですが、当時の価値観を今の若手営業マンに押し付ける人も多いのが実情です。
☞ 社内に『憧れの上司がいない』と思ったら、環境を変えた方が良い
不動産営業から転職したい理由③/残業が多い
不動産営業から転職したい3つ目の理由は『残業が多い』です。
本来、営業マンであればお客さんと接する時間を最優先に確保すべきです。
しかし意味のない会議や打合せが多いため営業にかける時間を削られていることも多いのが実情です。
そのためプレゼン資料や収支シミレーションなどを残業や休日出勤をして作っています。
『休日は静かで仕事がはかどる』と言う方もいますが、本来は休むためのもの。
友人や恋人、家族と思う存分に楽しい休日の時間を過ごすことでリフレッシュをして、また仕事に打ち込むのが理想ですが、心身ともに十分に休めていない営業マンが多いのも実情です。
☞ 『休日出勤が当たり前』は当たり前の職場ではない
☞ 登録して待つだけ?【スカウト型転職サイト】を利用した新しい転職活動の進め方
不動産営業から転職したい理由④/自社商品への不満
不動産営業から転職したい4つ目の理由は『自社商品・サービスへの不満』です。
実は自社で売っている商品やサービスに『自信が持てない』という営業マンはけっこういます。
競合する他社よりも性能が劣っていたり価格が高いのに、上司からは『いいから売ってこい!』と言われ、お客さんに営業をしていて『罪悪感すら感じる』という人も多い。
どうしても自社の商品に自信を持てないのであれば、自分自身が『商品やサービスに魅力を感じる』会社へ転職をした方が、あなたにとって最良の選択だと思います。
☞『自社の商品・サービスに自信がない』なら、その会社の競争力を疑おう
☞【20代の転職失敗は地獄?】20代後半・未経験・女性の転職は厳しい?
不動産営業から転職したい理由⑤/社風が合わない
不動産営業から転職したい5つ目の理由は『社風が合わない』です。
【不動産営業会社の一日のはじまり】
・朝は8時に集まり『朝礼』が始まる
・1人ひとりのノルマ・目標と今日の予定を発表する
・みんなで輪になって最後に『気合い』を入れる
・9時になったら『一斉に電話』をかけ始める
営業会社ではよく見かける光景ではないでしょうか。
夜も7時から同じような『終礼』がありますし、新人は朝礼が始まる前にトイレ、机、電話の掃除を済ませなくてはなりません。
しかも、その朝礼では
・『今日は100件飛び込んできます!』
・『今日は電話を500件かけます!』
・『今日は新規アポイントを最低10件とります!』
と営業マン1人ひとりが宣言をして終礼ではその成果発表があるわけです。
☞いまだに不動産営業会社では体育会系・根性論・パワハラをサンドイッチしたブラック企業が残っています。
私が所属した営業会社ではこのような締め付けの文化を廃止し、各営業マンの自主性を尊重する方針に変えたところ、売上が増加し、離職率が激減しました。
☞ 第二新卒が転職するのに『有利な時期』と『失敗しないための7つの準備』を徹底解説
【転職体験談】不動産営業から第二新卒で未経験業種へ
私は新卒2年目に不動産営業の会社を辞めて転職しました。
転職先はノルマのない不動産管理の会社です。
第二新卒でしかも未経験でしたが、同じ不動産業界で宅建の資格を活かせると思い転職を決意しました。
1社目の営業時代はチラシ配りや飛込み営業をする毎日で、十分な実務経験を積んでいるとは感じませんでしたが、2社目の管理会社では日常管理・賃貸・売買・工事手配などの実務を経験することができて、キャリアの幅が広がったと実感しています。
あなたが活躍できる場所であなたの才能を思う存分に発揮して下さい。
もう一度、自分の長所をじっくり考えてみよう
仕事がうまくいかないと『どうして自分はできないんだろう』とか『なんで自分だけ契約が取れないんだろう』とますます自信を無くしてしまいますよね。
そんな時は決して自分を責めすぎないようにして下さい。
あなたは十分、毎日頑張っていると思います。
特に営業という仕事は1日では結果が出ないものです。
毎日コツコツと知識とスキルを積み上げることであなたの営業力がじわじわと上がり、毎日コツコツとお客さんと接することで信用が蓄積されます。
こればっかりは時間がかかりますし、仕方ありません。
☞ 今一度、冷静になって『あなたの長所』をじっくりと考えてみて下さい。
☞【内定がもらえない?】戦略的な転職活動で成功に導くコツ・秘訣とは
☞ 登録して待つだけ?【スカウト型転職サイト】を利用した新しい転職活動の進め方
不動産営業から未経験で転職するのにおすすめの職種はこちら
不動産の営業経験者は生命保険の営業や車のディーラーなど、個人相手の営業職への転職であれば、比較的転職がしやすいと言えます。
しかし個人相手であるため、土日出勤となり時間外の営業も増えてしまいがち。
☞ そこで不動産営業経験者におすすめする職種は『無形商材の法人営業』です。
☞ 第二新卒が転職するのに『有利な時期』と『失敗しないための7つの準備』を徹底解説
無形商材の営業とは
そもそも『無形商材って何?』という方も多いと思います。
不動産は有形(形があるもの)ですが、無形商材の営業とは『形が決まっていない商材』を顧客に提供する仕事です。
【代表的な無形商材の営業】
・人材営業
・広告営業
・システム営業
・金融サービス営業
・インターネットサービス営業
代表的な業界として『IT・Web系、人材系、広告系、金融系、コンサル系』などが挙げられます。
未経験でも『無形商材の営業』をおすすめする理由
未経験の方にも無形商材の営業をおすすめする理由は次の3つです。
【未経験でも無形商材の営業をおすすめする理由】
①未経験者でも積極的に採用している
②その業界での専門知識を身に付けやすい
③次の転職活動でキャリアアップがしやすい
とくにIT・Web系では未経験であったとしても営業職を積極的に採用しています。
不動産営業で培ったコミュニケーション力やタフな精神力は高く評価される可能性もあります。
また、無形商材の営業担当は『ヒアリング能力・コミュニケーション力・課題解決力』が必要とされます。
そのため、その業界その分野の『深い専門知識』を身に付けることができます。
若い20代のうちに無形商材の営業を通じて『ヒアリング能力・コミュニケーション力・課題解決力』が身に付きます。
その分野の専門知識を身に付けることで『あなた自身の市場価値』が高まるため、今後の転職活動においても高収入・高待遇の企業へキャリアアップ転職がしやすくなります。
☞ 『無形』だからこそ『難易度は高い』が、今後の『キャリアアップ』が期待できる
今とは違う環境で自分の才能が開花するかもしれません
人は誰しも長所と短所、向き不向きがあります。
今とは違う環境に身を置くことで『あなた自身も気がつかなかった才能』が開花するかもしれません。
新しいアイディアを考えたり、よく思いつくあなたは『商品開発』や『経営企画』の仕事で才能が開花することだってありえます。
細かな作業に強く、数字が好きな方であれば『経理財務』など数字を扱う部署の仕事が合うかもしれません。
世話好きで色々な人から頼られる器用なあなたは『総務』の仕事が合っている可能性もありますね。
人を見る目があって人望の厚い方なら採用や『人事』の仕事で思わぬ力を発揮することだってありえます。
いま与えられた仕事を希望した人も、希望していなかった人も、もう一度冷静に『あなたが本当にやりたいこと』と『あなたの性質に合った職種とは何か』を整理してみることをおすすめします。
その中で『転職』もあなたのキャリアにおいて『選択肢の1つ』と考えて『最良の選択』をするように意識してみましょう。
『今すぐ転職』でなくても情報は集めておいて損はない
今すぐに転職するわけでもないし登録の手続きも面倒だから、と考えてしまい情報収集を後回しにしてしまうことは無理もないと思います。
ですが『いざ転職をしたい』と思った時には希望したポストが既に埋まっていて手遅れになるケースも残念ながらあります。
転職活動をはじめると、
・採用の担当者にウケる履歴書、職務経歴書の書き方(あなたの特長と実績)
・採用面接での応対のしかた(1次、役員、最終面接)
・転職したい企業の情報の集め方(主力の商品、競合する会社、その市場)
これらを準備しないといけませんが、いきなり用意をするのはけっこう大変です。
また、希望条件に合う求人情報が出た時にあなたのライバルとなるような他の人も応募してくるかもしれません。
あなたが優秀な方であれば、きっとそのポストを狙っている方も同じく優秀な方でしょう。
やはり事前の準備がとても大切です。
転職サイトへの登録は無料なので『どのような求人情報が出ているか』気になる方は情報を集めてみると良いでしょう。
☞ 第二新卒が転職するのに『有利な時期』と『失敗しないための7つの準備』を徹底解説
☞【第二新卒の転職】失敗する人に共通する特徴・失敗回避する7つの具体的対策法『事例付き』
☞【転職の最終面接】合格率は?通過率を上げる方法|好印象を与える『逆質問』の例文を解説
☞【内定がもらえない?】戦略的な転職活動で成功に導くコツ・秘訣とは
☞ 登録して待つだけ?【スカウト型転職サイト】を利用した新しい転職活動の進め方
今の仕事を辞めようか悩んでいる方や、すでに退職している方は、次の記事も読んでみて下さい。
【おすすめ記事一覧】
☞【入社半年で転職はおすすめしない】それでも辞めるなら退職理由は整理して
☞ 新卒入社1年目の転職はここに注意!成功のカギは退職する前の準備にあり
☞『営業を辞めたい…』転職を成功させる”辞めたい理由別”の転職術と対処法
☞ 営業モチベーションの維持・管理が売上アップの鍵!【7つの極意とは】
☞ つらい営業スランプから脱出する3つの対処法を徹底解説【実践編】
☞ 30歳を超えたら営業から抜け出せなくなる!?営業を辞めるならいつ?
☞ 大企業を辞めるのはもったいない?営業力をつけたら年収が3倍になった話
☞【20代の転職失敗は地獄?】20代後半・未経験・女性の転職は厳しい?
☞ 登録して待つだけ?【スカウト型転職サイト】を利用した新しい転職活動の進め方
☞3回の転職で分かった!おすすめ【転職サイト・転職エージェント7選】
☞【30代向け】3度の転職で使って良かったおすすめ転職サイト・エージェント
☞【20代におすすめ】実際に使って良かった転職サイト・転職エージェント7選
☞【第二新卒におすすめ7選】経験者がおすすめする転職サイト・転職エージェント