このようなお悩みにお答えします。
【この記事を書いている人】
新卒で年収300万以下の営業会社で1年半のあいだ契約ゼロ。
情けないことに営業の厳しさに耐えきれず2年目に転職をしました…。
転職して3年間営業を離れ、再び転職して営業に戻ると営業力が開花。
30歳で年収1,000万、のちに年収1,800万円を達成しました。
社会の厳しさと優しさの両方を経験した現役の営業マンです。
営業の仕事をしていると『今日は営業やりたくない』という日がありませんか?
また『営業のスランプ』に陥ると『自分は営業に向いていないのかも…』と不安になることもあると思います。
現役の営業マンでさえ『営業をやりたくない』『営業に向いていない』『営業を辞めたい』と思うこもと多いのですが、『その理由』がはっきりと分かれば解決する方法を考えることができますね。
☞ この記事では皆さんが『営業やりたくない』と思う理由と、それの対処法をご紹介していきます。
毎日の営業に悩む方の気持ちが少しでも軽くなれば嬉しく思います。
さあ、一緒に見ていきましょう。
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目次
営業をやりたくない理由①/『売上目標やノルマ』
『営業をやりたくない』と思う理由1位は『ノルマ・売上目標』です。
常に数字と時間に追われて毎日プレッシャーを感じる日々。
自分に負荷をかける事で『やりがい』や『成長』を感じるという営業マン体質の人がいる一方で、『ノルマが苦しい』や『気持ちがまったく休まらない』という人も多いのではないでしょうか。
最初は営業職にあこがれを持って順調にキャリアをスタートしたのに、契約が取れなくなってくると急にノルマや売上目標が心の中に重くのしかかってくる事があります。
『もし、このまま契約が取れなかったらどうしよう』と考えてしまい、今までのように明るく営業ができなくなる。そしてミスやクレームが発生して契約を逃す。
まさに『営業のスランプ』です。
『ノルマがきつい』と感じる時や『スランプ』の時こそ初心を思い返して下さい。
【営業ノルマがつらい時のチェックリスト】
①.明るく元気にお客さんと接していますか?
②.お客さんの悩みや課題をしっかりと聞き出せていますか?
③.お客さんとの良好な人間関係を築く工夫をしていますか?
④.お客さんのことを考え、相手にメリットがある提案ができていますか?
⑤.営業はすぐに結果がでません。毎日コツコツと出来ることを続けていますか?
営業ノルマが苦しい時こそ『スランプ』だと感じる時こそ『初心』を思い出してみましょう。
そして短期的な結果を焦らず、今の自分に出来ることをコツコツと積み重ねて下さい。
今の自分にできる事に集中できてくると、ノルマや周囲のプレッシャーが少しづつ気にならなくなってきますよ。
☞ プレッシャーに感じるのは自分の『気持ちが弱ったすき間』の部分です。
その『気持ちのすき間』を作らないように、自分を信じて今できることを続けてみて下さい。
営業をやりたくない理由②/『残業が多い』
『営業をやりたくない』理由2位は『残業の多さ』です。
日中は営業先に出ているため、翌日の準備や資料作成はどうしても夜になってしまいがち。
月曜の朝に重要なアポイントがあれば土日に出勤して提案資料を作る…。営業マンであれば皆さん経験したことがありますよね。
『プライベートの時間がない、彼女と過ごす時間もない、友達とも遊ぶ暇がない…』私も20代の頃は朝も昼も夜も仕事に追われていました。
なんでも1人でこなそうと頑張って自分で調べて資料を作ろうと努力をしていたつもりです。
その一方で同期の営業マンで成績が良いのにいつも7時過ぎには飲みに行ってしまう人がいました。
その時、営業2年目だった僕には衝撃的な答えでした。
『えっ!?自分で資料を作っても下手だからアイツに任せているよ』
マンション用地を仕入れるための収支計算を他部署の同期にお願いしていたんです。
他部署の同期は設計部にいる建築学科出身の理系人でした。
と、目からウロコでした。
営業マンの中には『人たらし』の人がいます。
悪意があってはいけませんが『自分の苦手なことは得意そうな人にまかせる』というのも大事なテクニック。
自分で調べることは大変重要ですが、専門的なことは他の部署に聞いたって良いんです。
社外の人でも、その業界に詳しい友人や知人の知識を使わせてもらうのもアリです。
☞ 『他人の力を借りながら、いかに契約を多くとるか』
もし自分1人で仕事を抱えてしまうなら『他人に相談する』『専門知識を持っていそうな人に聞いてみる』というように仕事を早く進める時短術を取り入れてみてはいかがでしょうか。
営業をやりたくない理由③/『休みが取れない』
『営業をやりたくない』理由3位は『休みが取れない』です。
残業や休日出勤が増えて、しっかりと体を休めていない時、だんだんと気持ちも落ち込んできませんか?
もし上司や先輩など周囲の目を気にして無理やり残業をしているなら思い切って帰ってしまいましょう。
自分の仕事は終わっているけど上司がいるから帰りづらい。先輩よりも先に帰るのは気まずい。
そう思ってしまう気持ちも分かります。
ですが上司も先輩も心の中では『早く帰りたい』と思っています。
それなら自分の仕事をさっと終えて、終わった人から早く帰っても良いという雰囲気を作ったら良いんだと思います。
もし休日出勤をしたのに、なかなか代休を取れないで困っているなら、一度上司に相談してみてはいかがでしょうか。
☞ 『周りに迷惑をかるから代休を取りづらい』と思うクセは辞めましょう。
代休を取ることはあなたの権利です。あなたが休日に頑張ったおかげで他の人が休めたんです。胸を張って代休の申請をしてください。
営業をやりたくない理由④/『人とのコミュニケーションが苦手』
『営業をやりたくない』理由4位は『人とのコミュニケーションが苦手』です。
営業は人と接する仕事なので人とのコミュニケーションがとても重要です。
営業先では、学生時代の友人や普段一緒に過ごす人とは全く異なる人と接する機会が多いと思います。
【自分は営業に向いていないと感じる人は…】
・他人とどのように接したら良いか分からない
・初対面の人に何の話題をふったら良いか分からない
・年上の人との会話がはずまない
このような悩みを持つ人は多いと思います。
でもあまり深刻に考えなくても大丈夫。
今日の天気の話でも、話題の経済ニュースでも、昨日のスポーツの話でも何だって良いんです。
取引先の相手にとっても『若い営業マンと何を話したら良いのかなぁ』と思っている人は結構います。
☞ お互いに『何を話したら良いのかなぁ』と思い合っている場合が多いので、はじめは天気の話から入ったって大丈夫。
そうすると相手先の方が、
【天気の話がきっかけで…】
・『実は今週末は子供のサッカーの試合を応援しに行くんだ』
・『先週は長野の温泉に行ったけど、もう雪が降っていたよ』
・『3連休は富士山のふもとへキャンプに行く予定なんだけど天気が心配だ』
のように天気の話題がきっかけで他の趣味の情報を聞き出すことだって出来ますよね。
『太字』にした部分は次の話題としてつついてみましょう。
そして、この次のポイントは『相手に話してもらう』ということ。誰でもきっかけがあれば自分のことを話したくなるものです。
その相手が話したくなるきっかけの扉をあなたが開けてあげて下さい。
そしてしばらくは聞き役に徹しましょう。
営業をやりたくない理由⑤/『適切な評価をしてくれない』
『営業をやりたくない』理由5位は『適切な評価をしてくれない』です。
営業の仕事は目標の達成率や売上実績といった目に見える数字で表れます。
その一方で『売上目標さえ達成していれば注意されずらい雰囲気』ができてしまうこともあります。
契約は取るけれども取引先のアフターフォローを全くしない先輩や、今期の目標を早めに達成したために明らかにサボっている上司などもいることでしょう。
そのような中で、ノウハウも人脈も少ない『新人営業マン』は『ノルマを達成していなんだから頑張りなさい』と言われても、なかなか『モチベーションを保つのが難しい』こともあると思います。
☞ もし『自分はこれだけ頑張っているのに評価してくれない』『契約件数だけではなく過程や貢献度についても評価をして欲しい』と思うのであれば一度上司に評価制度について相談をしても良いでしょう。
そもそも『営業はやりたくない』と人事に相談したのに
そもそも人事との面談で『私は営業に向いていない』『営業だけはやりたくない』と相談したのに配属されてしまった人もいると思います。
どの会社にとっても『営業職はなくてはならない大切な仕事』です。
人事担当もあなたにその経験をしてもらいたくて配属を決定したのでしょう。
どの仕事でも少なくとも2、3年くらいは『仕事のやりがいや楽しさを感じづらい』のが実情です。
コツをつかめれば1人で仕事をこなせるようになりますし、職場内でも一人前の営業マンだと周りも認めてくれるようになってきます。
☞ 他にどうしてもやりたい仕事があって『営業がやりたくない』と思っているのなら別ですが、そうでないのなら営業の仕事をもう少し続けてみませんか?
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どれにも当てはまらない時は『うつ病』に要注意!
これまで営業マンが陥りがちな『営業をやりたくないと思う理由』について見てきました。
それでもノルマはそれほどきつくないし、職場に不満はない。最近は残業も減って休みも増えてきたのに、気持ちだけがどうしても休まらない…
このような方は一度、心療内科の先生に診てもらいましょう。
責任感の強い人や真面目な人ほど自分1人で抱えてしまいがち。
【営業マンのうつ病は意外と多いので要注意!】
・最近、全然眠れていない
・最近、自然に笑えないようになっている
・食欲が無くなってきて、痩せたように思われる
・やる気や気力が無く、まわりから『大丈夫?』と聞かれる
・憂うつ感があって気持ちが重たく感じる
このような症状がある時は要注意です。
心療内科ではあなたの悩みを聞いてくれます。
今とは違う環境で自分の才能が開花するかもしれません
人は誰しも長所と短所、向き不向きがあります。
今とは違う環境に身を置くことで『あなた自身も気がつかなかった才能』が開花するかもしれません。
新しいアイディアを考えたり、よく思いつくあなたは『商品開発』や『経営企画』の仕事で才能が開花することだってありえます。
細かな作業に強く、数字が好きな方であれば『経理財務』など数字を扱う部署の仕事が合うかもしれません。
世話好きで色々な人から頼られる器用なあなたは『総務』の仕事が合っている可能性もありますね。
人を見る目があって人望の厚い方なら採用や『人事』の仕事で思わぬ力を発揮することだってありえます。
いま与えられた仕事を希望した人も、希望していなかった人も、もう一度冷静に『あなたが本当にやりたいこと』と『あなたの性質に合った職種とは何か』を整理してみることをおすすめします。
売れない営業マンだった私のエピソード
今の営業という仕事がつらいなら、辞めるという選択があります。
今の職場での人間関係に悩んでいるらなら、辞めたって良いと思います。
今日までつらい職場で頑張ってしがみついてきたあなたは本当によく頑張っています。
なので、決して自分のことを責めないで下さい。
もうこれ以上、自分を傷つけないで下さい。
私自身も営業でまったく結果が出ず、1年半で仕事を辞めました。
しかも次の就職先すら決まっていません。そして3ヶ月間の転職活動後についた仕事は営業ではない仕事でした。
数字に追われる日々から解放されて、周りの同期と比べられることもなくなり、初めて仕事らしい仕事をしている感覚を得る事ができました。
そこで3年間の営業ではない仕事を経験した後、私はまた営業の仕事に戻ることになります。
そして、売れない営業の1年半と営業以外の3年の経験をもとに、営業活動に専念したところ、30歳の時に年収1,000万円を達成することができました。
私自身、このようなキャリアを歩むとは全く想像もしていませんでした。
若いあなたであれば、まだまだ自分の気づいていない才能を開花できるチャンスがあります。
10年前の私がそうであったように、今のあなたも『選択』をする時期に来ているのかもしれません。
あなたの『決断』が、あなたの『行動』を変えます。
あなたの『行動』が、あなたの『人生』を変えます。
あなたが活躍できる場所であなたの才能を思う存分に発揮して下さい。
あなたには明るい未来が待っています。
もし『営業を辞めたい』と思うなら…転職の準備
いまでは私自身、営業の仕事がとても楽しく、自分に合っていると思えるため『天職』であると感じられています。
一方で20代の前半の頃は『営業を辞めたくて仕方がない』と本気で思っていました。
なので本心では『営業が天職だ!という人が1人でも多く増えて欲しいな』と思う反面、営業に悩んでいる人には『無理をせずに、ご自身が天職と思える仕事に出会ってほしい』という2つの思いがあります。
営業という仕事は不思議なもので、
『他の職種 ⇒ 営業』だと未経験でも学歴も問わず募集しているのに、
『営業 ⇒ 他の職種』となると、20代での準備が必要になってきます。
私のいる不動産業界でも30代、40代で売れなかった営業マンが次々に去っていきますが、結局は別の不動産会社で営業を続けています。
残念ながら、そういった方々は充実したキャリアを歩んでいるようには感じられなかったのです。
『今すぐ転職』でなくても情報は集めておいて損はない
今すぐに転職するわけでもないし登録の手続きも面倒だから、と考えてしまい情報収集を後回しにしてしまうことは無理もないと思います。
ですが『いざ転職をしたい』と思った時には希望したポストが既に埋まっていて手遅れになるケースも残念ながらあります。
転職活動をはじめると、
・採用の担当者にウケる履歴書、職務経歴書の書き方(あなたの特長と実績)
・採用面接での応対のしかた(1次、役員、最終面接)
・転職したい企業の情報の集め方(主力の商品、競合する会社、その市場)
これらを準備しないといけませんが、いきなり用意をするのはけっこう大変です。
また、希望条件に合う求人情報が出た時にあなたのライバルとなるような他の人も応募してくるかもしれません。
あなたが優秀な方であれば、きっとそのポストを狙っている方も同じく優秀な方でしょう。
やはり事前の準備がとても大切です。
転職サイトへの登録は無料なので『どのような求人情報が出ているか』気になる方は情報を集めてみると良いでしょう。
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今の仕事を辞めようか悩んでいる方や、すでに退職している方は、次の記事も読んでみて下さい。
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